住宅・リフォーム.com家作りのポイント現場の良し悪しは監督で決まる

現場の良し悪しは監督で決まる

 思い出して下さい。映画、バレーボール、野球すべて「監督」と呼ばれている人が全責任を負っています。家づくりにおいてもまったく同じはずなんです。

 現場を預かり責任を負うのは監督なのです。欠陥住宅が多くなってくる原因の1つに監督の知識不足と責任不足が挙げられます。

 本来、監督は現場代理人と言って、会社を代表する社長の代理なのです。それだけ責任の重い仕事です。しかし、監督の仕事を軽く考えている会社が多いように思います。

 「監督なんてただの段取り屋さ、スケジュール管理だけしてくれたらいいんだ」くらいにしか考えていません。営業>監督になってしまっているのです。

 家は売り物で、営業マンさえ優秀なのがいればよい「売って売って売りまくれ」という世界なのです。私はとても疑問に思います。

 契約する意思を固めたら、是非あなたの大切な家を管理する監督さんを紹介してもらって下さい。そして質問してみて下さい。

  1. おたくの工法を説明して下さい。
  2. 鉄筋の配筋の説明をして下さい。
  3. 工事の中でどこに気をつけて管理していますか。

 答えられたら一安心です。任せられる監督さんと考えてよいでしょう。なぜなら監督が住宅に対する知識を持っているからです。後は、あなたの家を熱意を持って管理してくれるかどうか見抜くだけです。

 手抜き工事と言われているものの多くは、うっかりミスによるものです。そのフっかりミスを発見するのが、監督の仕事なのです。ただ現場に来てマニュアル通りにチエツクしていくだけでは、うっかりミスの発見は出来ません。

 住宅メーカーは、一人の監督が、何棟も同時に管理しています。そんなことでは、十分な管理は可能なのでしようか。

 一つの現場に5分といなくて、きちんとしたチエックなど出来るはずもありません。考えてみれば当たり前のことです。1棟当り平均2000万円の建築費として、5棟で約1億円。

 キチンと管理するには1人の現場監督が担当できる現場の棟数約5棟。それを住宅メーカーは1人平均最低10棟以上、多い監督で1人20棟近く担当している人は沢山います。

 ですから、1棟ごとに愛情を込めて家づくりを出来るはずがありません。そのような訳で住宅メーカーは着工前に仕様内容を全てを決めたがります。

 そして、着工して、施主さんが『このコンセント移動できませんか。ここはこう出来ませんか。と着工してから分かって希望を述ペると、『図面通りです。お施主様の承認のハンコもあります。もし変更するなら追加になります。』と泣く泣く追加に応じて、数日して現場を見てみると、希望の位置にコンセントは無く、元の図面通りの場所にコンセントはついています。

 1人の監督が現場の棟数が多すぎて、変更に対応できず、職人さんも安い単価で多棟現場をやらされているので、チョツトした変更に対応できないのです。

 挙句の果ては『お施主様、ですから途中変更はトラブルの元になるのです。』と、まるで希望を述べたお客様を悪者にしてしまいます。

 我々素人は、プロと同じように着工前に全て図面で打合せを完了さすのは無理だと思っています。

 少なくても、@着工前A上棟後B引渡1ケ月前と3回の最終承認会議が必要と考えています。

『こんな筈ではなかった。』をなくす、3回の最終承認会議

@着工前

 確認申請に必要な問取図面、平面図、立面図、基礎、構造の仕様、屋根材、サッシ、ユニットバス、便器、キッチン(1階キッチンの場合)、給排水ガス配管、外壁の仕様、その他基礎工事に絡む仕様、構造躯体に絡む仕様。

A上棟後

 電気配線(コンセント、クーラー、TV、インターネット配線、電話等)の最終承認。キッチン、洗面台、木製建具、フローリング、巾木、廻り縁の色、タイル、押入れの内部仕様の最終承認。

B引渡1ケ月前

 照明器具、クロス、畳、ジュウタン、クッションフロアー、クーラー、外構工事、その他最終仕上げに絡む仕様の承認。

 この様に施主さんは、建築の進捗状況を目で確かめながら、最終承認会議を現場監督と交えて真剣に打合せする事で、完成後に『こんな筈ではなかった。』と後悔する事を極力なくす事が出来るのです。

 住宅メーカーは受注する為の営業マンは沢山いますが、工事を管理する現場監督は極カ小人数に編成しているので、『着工前に全部決めてください。』というシステムを組むしかなく、木目細かい現場打合せによる家づくりは出来ないのです。

 現場監督は、人の命や生活を支えていく家を管理するのですから、それなりの勉強をしなければならない大きな責任と義務があるのです。

 監督が力のない人間の時、営業マンは「我々がついていますから大丈夫です。」というでしよう。なにが大丈夫なものでしようか。

 その言葉を信じて泣いた家族を何家族も知っています。営業マンのただの決り文句でしかないのです。

あなたの家を管理する監督の重要性を再認識して下さい

 すペての責任を負って、あなたの家を管理し、引き渡すのです。

 何度も言いますが、家づくりにおいて、もっとも重要なのは、現場での作業です。住宅メーカーは、こう言うでしよう。「住宅部材は、工場生産なので、精度がよく安心です。」

 しかし、考えてみて下さい。どんなに高精度の部材も組み立てるのは人間です。たった一本、ボルトを締め忘れたために重大な間題になるかもしれません。

 そして、現場作業はその時々の気候にも大きく左右されます。つまり、大手住宅メーカーでも、工務店でも現場管理が、家の良し悪しを決めるということなのです。

 地元の小さな工務店は、通常社長や責任者の方が設計や施工も兼ねています。だから打ち合わせ⇒施工⇒引渡し⇒メンテナンスと、全ての工程に同じ人が関わっているのです。どんなに優秀な人間や会社であっても、他の人の打ち合わせた内容を正確に伝えるのは不可能であると考えます。



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