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住宅の失敗例

 親戚の家は10年前に前面改築をしました。そのころは「高気密、高断熱」という言葉もなく、ごく普通の断熱方法で作りました。

 おかげで親戚は奥さんに「冬はとても寒く、夏はとても熱い」と文句を言われていました。おまけに大きな吹抜けを創りましたので、ストーブをたいてもなかなか温まりません。

 これでも、このころの工法はそれ以前に比ペると断熱も良くなり、お婆さんやお爺さんに言わせると「暖かい家だね」といいます。

 では、何故親戚の奥さんは文句を言うのか、それは親戚夫婦は分譲マンションに長年住んでいたのです。鉄筋コンクリートの共同住宅は高気密なのです。

 ですから、よく分譲マンションから戸建住宅に引っ越すと皆「冬は寒い、夏は暑い」というのです。

 そのころ私の友人の家では、居間には床暖房を設置してあるのですが、一部屋だけ温かくすると、廊下やその他の部屋からの冷たい空気が余計に気になります。

 また、床が温かいために、我々や子供達は床にへばりついて寝転がってばかりいて、奥さんにだらしない」と怒られています。

 「ストーブをたいても効かない位暖かくすると、窓が結露してしまう」と言う経験はあなたにもあると思います。

 リフォーム工事で調査に行くと解るのらしいのですが、普段目に付かない押し入れの隅、タンスの裏がカビだらけ、と言う現象は良くあるそうです。

 これは、「断熱不充分」、(換気不充分」である事が原因一つです。部屋を暖めると、室内にある水蒸気は先ず窓に付着します。これが結露だと言う事はご承知のことでしよう。その、水蒸気は気温の低いほう、低いほうへと流れて行く性質があります。

 ですから、北側の部屋にある押し入れの隅、又はタンスの裏と、普段目に付かない箇所に結露が起き、それが原因でカビが発生するのです。そして、そのカビが、瑞息やアトピーを引き起こす原因の一つとなっているのです。

結露の問題を解消する簡単な方法

1.壁、床は高断熱気密

 断熱材は密度の高いものを使いましょう。

2.窓は断熱サッシ

 断熱サッシ、ペアガラスを使いましょう。

3.計画換気

 換気を考えた間取りにしましょう。

4.外壁・屋根に通気層

 細かい注意点は省きますが、これだけで、結露の問題は解決されます。

 知られているようで案外注意しないのが断熱なのです。なぜなら直接目に見えない部分なのです。住んでみてはじめて分かるのです。しかし、そのときではもう遅い。見えない部分こそ重要なのですから、断熱・気密方法は、仕様書で見たり、現場で確認して下さい。

これからは省エネを考えた家づくり

 「高気密、高断熱」にする事によって、光熱費が大幅に減ることも重要なポイントです。

 特に、アパート住いから戸建ての新築に引越すと、一ケ月後に間違いなく驚く事があります。それは、電気、ガスなどの光熱費の高い事です。

 その原因は家が以前に比べ大きくなり、リビングも大きくなり、エアコンやガスストーブなどの使用量が大幅にアップしたからなのです。

 だから、請求書を見ると驚<事になります。アパートの時の何倍もの金額を支払う事になるからです。しかも、一生その金額を払い続ける事になるのです。

 月々の返済に加え、大きな負担となってしまいます。「お父さんのお小遣いを減らします」なんてことにもなりかねません。我が家のように…

 「高気密、高断熱」とは、『冬暖かく、夏涼しい家』なのです。簡単にその原理を説明しますと、家の隙間を極力なくし(高気密)、魔法ビン状態のように家を断熱でくるむのです。

 そして、計画換気をする事によって、常に新鮮空気がフイールターを通して入ってきますので、花粉症の方や瑞息の方、そして、シックハウメ症候群の方には大変喜ばれます。

 家が魔法ビン状態になると一度冷やしたり、暖めたりした家の空気は外に簡単には逃げないので、驚くほど光熱費がかからなくなり(約30坪の家で年間平均月額15000円位)、尚且つ計画換気をする事によって、空気が絶えず掻き回されていますので、足元と天井の温度差もなく、且つ、家全体に温度差がないため、廊下に出ても、トイレに入っても、風呂場に入っても、リビングや部屋と同じ温度なので、ヒートショツクのない健康住宅とも言われています。

 これが、『夏涼しく、冬暖かい』家の特徴なのです。これからの家づくりにおいては、「生活に余計な負担のかからない省エネ住宅をつくることが、後悔しない家造りのポイントになります。

 「ケチケチ暮せ」という意味ではありません。設計の段階で、省エネを考えている会社が本物だということです。

 高価なオプションではなく、「なるペく標準仕様で、省エネ生活の出来る」という提案がなされている家が、最新の家であり顧客本位の家だと思います。

 もちろん見た目のデザインも重要です。しかし家は実際に生活をする場、現実です。流行やイメージだけを追い求めるのは、得策ではありません。

 デイリーコストや将来のライフデザインを見据えることが大切です。



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